医療事務

医療事務
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資格は存在しない

女性に人気の資格として、医療事務があります。
病院などの医療機関で、事務や経理を行う仕事の総称的なもので、サポート役であるといえるでしょう。
男性のスタッフもいないわけではありませんが、大半は女性が活躍しており、勤務形態も派遣や契約、正社員と様々です。

医療事務という仕事はありますが、正確には医療事務という資格は存在しません。
数々の資格が存在し、すべてが医療事務という仕事を行うのにプラスにはなりますが、どれも国家資格ではなく、民間資格であるということに注意しなければいけないのです。
つまり、どの資格も独自の認定を行っているため、すべてが同じレベルでもありませんし、同じ知識を有するわけもありません。

そのため、正確には資格がなくても医療事務として働くことは可能です。
ですが、少しでも知識や能力を裏付けるため、資格を取得しておくことはマイナスにはなりません。
自己アピールという点でも、あったほうがプラスになるでしょう。

資格はいろいろとある

医療事務の資格は、取得に関しては難しいとは言えません。
国家資格や公的資格に比べると、難易度はかなり下がり、合格率も50%以上を超えるものも珍しくないのです。
学歴や年齢の縛りも少なく、誰でも受けることができるだけに、資格自体も選ばなければ、あまり意味のないものもあることを忘れてはいけません。

有名なところでは、メディカルクラークとして働くことができる医療事務技能審査という資格があります。
医科と歯科に分かれており、さらに1級2級がありますので、能力に合わせて受験することができるのです。
ただし、誰でも受験することができるわけではなく、試験受験資格ガイドラインに適合しなければなりません。

医療事務という仕事の内容から考えると、現在は専門性も高くなっており、レセプトの問題からもコンピュータを操作できることが大切になってきます。
そこで、医事コンピュータ技能検定といった資格も注目されてきているのです。

ちょっと変わったところでは、調剤報酬請求事務専門士検定という資格もあります。
調剤薬局での医療事務を想定している資格で、薬剤師のバックアップができるような知識を求められるのです。
受験資格は存在しませんので、転職先を広げようと考える場合には、かなり有効な資格であるといえるでしょう。

市場は大きいものの競争も大きい

医療事務の需要という事を考えると、非常に大きな市場があるといえます。
ですが、資格も必要ではないということから、医療事務として働くことを望む人も多いのです。

経験があることが重要視されますが、もしも、未経験で目指す場合には、資格を持っているということは競争上有利に働くことは間違いありません。
経験に勝ることはありませんが、コンピュータの操作ができるという点を資格で押し出すことができれば、差別化を前面に出すこともできる仕事でもあるのです。