歯科助手

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資格が必要ではない

歯医者に行ってみると、歯科医の隣で補助をしてくれる人がいるはずです。
どうしてもかかりっきりになりやすい歯科医のために、必要な道具を差し出したり唾を吸引したりする仕事はとても重要になります。
この仕事を歯科助手というのです。

歯科助手に関しては、資格が必須な仕事ではありません。
歯科医の助手ではありますが、医療行為はすることができませんので、直接触れて業務をすることはできないのです。
ですが、それ以外に多くの仕事をこなすために、歯科助手の存在はなくてはならないといっていいでしょう。

多くの知識が必要となる

歯科助手に関しては、資格は必要ありませんが、内容から考えた場合、多くの知識が必要になります。
歯科医の助手といっただけではなく、受付や会計業務に関しても、歯科助手が受け持つことになるからです。
さらには、接客としての能力も問われることになりますので、未経験という形では雇い入れにくいというのも現状だといっていいでしょう。

そこで、民間資格の取得という選択が出てきます。
資格取得を進めていくことで、歯科で重要となる知識を身につけていくことができますし、最低限の能力を担保することができるようになるでしょう。

現場で役に立てるかどうかは、経験がものを言いますが、その基礎となるのはやはり知識であることは間違いありません。
そのためにも、歯科助手に転職を考えるのであれば、資格取得は第一関門であるといえるのです。

歯科助手の資格と準備

歯科助手の資格には、日本歯科医師会の承認を受けた学校などの講習を修了することで取得できる歯科助手があります。
研修の内容や期間によって、乙種第一、乙種第二、甲種の3つに分けられているのです。
最も簡単な乙種第二であれば、40時間の講義と技術の習得で得ることができますが、甲種ともなると400時間もの研修と講義の時間が必要となりますので、簡単であるとは言えないでしょう。

歯科医療事務管理士という資格も存在します。
技能認定振興協会が実施している資格で、年6回の試験がある点からも受験しやすいものとなっていますので、歯科助手を目指すのであればチャレンジしてみる価値があるといえるでしょう。

歯科助手になろうと思った場合、資格試験も重要ですが、歯科医療という事を勉強していなければまずなれません。
専門知識が必要な仕事であり、資格が必要ではないとはいえ、簡単にこなせるものではないのです。
そういった知識がなければ、面接時に外されてしまうことも出てきます。

事前に学び、知識を身につけることが必要となりますので、資格試験を考えるのと同時に専門学校も選択肢として考えなければいけません。
それだけ、転職としては難しいものだと考え、用意をしていかなければいけないのです。