中小企業診断士

中小企業診断士
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仕事内容

中小企業診断士は、簡単に言えば「企業経営の診断、アドバイスをする」ことが仕事です。
企業の利益が落ちてしまっている場合、必ず何らかの原因があるはず。

しかし、その原因というのは、中で働いている人からは見えにくい場合もあります。

またそれだけでなく、自社で問題点に気付いていたとしても、
それをどう改善できるかが解らないという企業もあるでしょう。

そんな企業に対し、中小企業診断士はアドバイスを行い、
「こうしたら売り上げが上がるのでは」などというアドバイスをしていくのです。

中小企業診断士は、いわば中小企業の再生屋であると言えるかもしれません。

中小企業診断士になるには

まず、中小企業診断士の大きな特徴に、「難易度が高い」ということ。
あらゆる国家試験の難易度を10のレベルに分けたとすると、
旧司法試験が10、中小企業診断士は7になると分析しているところもありました。

いわゆる「中難度」に属するのがこの中小企業診断士の資格になります。

中小企業診断士は一次試験と二次試験に分けられ、それぞれ日程も異なります。

一次試験は7つの分野から成る試験ですが、出題範囲が非常に広いため、
2,3度落ちることは当たり前の様です。

ただし、一次試験に関しては科目別合格を採用していますので、
3年以内にすべての試験に合格すれば、二次試験に進むことが可能になっています。

問題は二次試験の方です。

一次試験の場合、確かに出題範囲が広く覚えるのが大変という側面はありますが、
逆に言えば「その範囲さえ覚えてしまえば合格を狙うことができる」というものですので、
努力をすれば確実に合格することができます。

しかし二次試験の場合、出題内容が「応用」になりますので、
問題を何度も繰り返し解いて、応用が効く様に訓練をしていかなくてはなりません。

二次試験の場合、実際に中小企業診断士として働いている人でも
「もう一度やったら合格できないかもしれない」というくらい難解であり、また一説によれば
「合格者の8割がここで落ちる」と言われるほどですので、合格するにはかなりの努力が必要です。

合格のためには、専門学校などに通い、計画的に学ぶことが必要とされるでしょう。

職場について

中小企業診断士の資格を取得すると、転職に有利になります。
より重要な仕事を任される職場に就職できる可能性がありますので、
自分のスキルをアップさせたいという人にオススメ。

転職サイトを見ると、資格取得をしてからの可能性を見ることができます。
まず経営コンサルタント系の企業がありますが、その他にも銀行や法務系の事務所などが
挙げられる様です。