幼保英検とは
一般社団法人幼保英検協会が行っている民間資格で、受験資格はありません。
どなたでも受けられますが、保育士を持つ人が合格すると「イングリッシュエキスパート保育士証」が発行されます。
一般受験者だと「〇級保育英語士証」ですが、資格内容は同じです。
この試験の目的は、グローバル社会に対応できる保育士養成の一環として乳幼児の保育に必要な英語力を身につけることを目的としています。
英検やTOFELと違うところは、乳幼児が話す赤ちゃん言葉や幼児言葉の英語を学べる点です。
資格概要
検知試験は6段階あり、5級から2級は筆記試験のみ。準1級と1級は2次試験(面接)まであります。
検定料は2,800~6,000円で、試験時間も級によっても異なります。
- 5級は入門レベル。初歩的な単語やフレーズが理解できていれば合格です。
- 4級は初級レベル。定型のフレーズを使ってコミュニケーションが取れるレベルかが求められます。
- 3級は基礎レベル。試験にリスニングが追加され英語の聞き取りができるかが判断されます。
- 2級は補助レベル。子どもや保護者とのコミュニケーションや文章の作成能力があると認められます。
- 準1級は実務レベル。円滑なコミュニケーションができて文章作成も問題ない英語力が必要となります。
- 最上級の1級は専門レベル。高度なコミュニケーション能力と文章作成能力が求められます。
幼保英検は、子どもやその保護者とのコミュニケーションや保育現場で使われる英語力が問われるため、学校で習わない英単語が出てきますし、リスニングは子どもの話を聞き取るため聞きづらくなっているようです。
そのため、難易度は高めなので、問題集や予想問題でしっかりと対策をする必要があります。
幼保英検を取得するメリット
幼保英検は2010年にできたばかりの資格なので、認知度もあまり高くありません。
しかし、小学生による英語教育が始まり、英語教育の低年齢化している今、保育士にも英語力が求められるでしょう。
キャリアアップとして幼保英検は注目される試験といえます。
英語教育だけではなく、グローバル化により外国人の園児が増えていく中で、英語でコミュニケーションを取れる保育士は頼もしい存在となるでしょう。
有名な保育園で言うと、神奈川県にある横浜南プリスクールでは、英語や体育、算数など0歳児から多彩なカリキュラムを学ぶことができることで有名です。
ここ最近では、園児の受け入れを広げるために、英語教育に携われる保育士を募集しているというのも事実。
今後ますます需要が高まりつつある英語教育。
保育の場で、英語を身につけたい、コミュニケーションを取れるようにしたい、スキルアップしたいと思っている方に、英語力を証明できるおすすめの資格なのです。