事務職に必須の資格

事務職を目指している人に人気なのが、この「簿記検定」です。一般的な知名度も非常に高い資格なので、恐らく「簿記検定を知っている」という人も、少なくないと思います。

簿記検定は、高校生でも受けることができる資格があり、高校生の場合はそれを受験して級をとることが、就職への近道だといわれています。これは何年も前から言われていることで、今でも「就職のために、簿記検定を受ける」という人は、少なくありません。

そんな簿記検定ですが、もちろん「再就職」にも役立つ資格です。

簿記って何？

「簿記」とは、簡単に言えば「正式な家計簿」です。もっと言えば「企業の家計簿」になるかもしれません。

企業では、お金の流れをはっきりさせなければならないことが出てきますよね。その時に、お金がどんな風に動いたのか・何に使ったのかが解るのが「簿記」です。この「簿記」は、銀行をはじめとする金融機関に就職する場合、必須の資格と言われてきました。

他にも、就職に役立つ資格はとてもたくさんありますが、その中でも「簿記」はかなり実践的で、持っているだけでアピールになると考えて良い資格です。

また、近年では「金融機関ではなく、事務職に就職を考えている人が取得する資格」としても、注目される様になりました。事務はもともと人気が高い資格ですが、現在は更に輪をかけて人気が高いので、企業へのアピール手段としてこの資格を取得しようとする人が増加しているのです。

簿記検定の資格を取得することで、会計士や税理士事務所でも働くチャンスが増えます。最終的に税理士や会計士として転職を考えている場合に、足掛かりとして取得してみてもいいのかもしれません。とりわけ、税理士や会計士の求人サイトには、簿記1級や簿記2級などが必須、もしくは優遇という形で募集要項に記されていることも少なくありません。

主婦でも簿記検定を受ける人が増えているので、一般的にも「就職に役立つ資格」として、定番化しているものと言えるでしょう。高校生だけでなく、主婦が受けることも当たり前になっている資格と言えるでしょう。

実際にどう役立つのでしょう？

やはり、簿記の資格を持っていると「面接で目にとめてもらえる」ということが多い様です。企業おいても注目度がとても高い資格ですので、「あなたは簿記の資格を持ってるの?」と聞いてもらえることが多くなるみたいですね。

また、近年は事務職だけでなく、営業職についている人でも、簿記の資格を目指すことが増えているそう。そして、「実際に役立った」と答える人の割合も大きくなっています。

人が殺到するような求人でも、簿記の資格がアピールポイントとなり、合格することができたという人も。専門学校へ行くより、自分で勉強をした方が良かったという人もおり、合格の仕方は人それぞれの様です。